概要

昨年は、全国7都市の参加で、日野町(滋賀県/行政)が初参加となりました。

昨年も、コロナの影響で、取り組みが縮小したところもありますが、各都市、工夫を凝らし、実践しました。

2022年の参加都市リスト

逗子市

主催:「歩行者と自転車のまちを考える会」(市民団体)

参加回数:12回(市民団体参加10回目)


歩行者と自転車のまちを考える会は、逗子市まちづくり基本計画に掲げられた[交通:歩行者と自転車優先のまち]を実現するために活動している市民団体です。

逗子市歩行者と自転車を優先するまちアクションプランのなかの重点プログラム~JR逗子駅周辺をもっと歩きやすく!もっと走りやすく!もっと出かけやすく!~の実現を目指して2009年から、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーに参加し、啓発イベントを行っています。(一時期、行政主催で実施されましたが、現在、市民主体で実施しています。)

カーフリーデー当日は、台風の影響が心配されましたが、無事開催出来ました。例年通り、逗子駅前広場特設ブースにて、「車に依存しない生活」の必要性・有効性をPR。近年実施のウィズコロナ時代の交通意向調査や、EMWパネル展示を行い、約100名が来場しました。

モビリティウィーク期間中には、市内掲示板や公共施設にポスター掲示や、Facebookでも交通アンケートPRを実施し、約75人の回答が得られました。昨年も、まちなか交通について考え、共有する機会となりました。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容
9/16-23 EMW&CFDの紹介広報 インターネット交通アンケート
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9/23祝 カーフリーデー(交通止め無)
写真提供:歩行者と自転車のまちを考える会

金沢市

主催:金沢市(行政)

参加回数:6回


金沢市では、第二次金沢交通戦略の目指す「公共交通優先のまちづくり」、「ネットワークでつなぐまちづくり」を市民に広く発信するとりくみの一つとして、カーフリーデーを実施しています。


今年のカーフリーデーも、新型コロナ感染拡大防止のため、縮小して実施されました。

当日は、台風が心配されましたが、晴天に恵まれました。会場は、市役所前広場と通りの一部(トランジットモール)とし、自動運転車両やバス、UDタクシーを展示したほか、公共交通事業者や自転車に関するブースを設置しました。また、道路上では、キッチンカーやマルシェ、移動図書館、芝生広場、道路らくがき等、楽しむ空間を設けました。日は、延べ4,800人が来場したとのこと。金沢市民のみなさんには、楽しみながら、町の移動について考える機会となったこと思います!

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容--
9/17 カーフリーデー(交通止め有)
写真提供:金沢市

福井市

主催:カーフリーデーふくい実行委員会(市民団体 / 事務局ROBA

参加回数:16回

カーフリーデーふくい実行委員会は、NPO法人ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBA)が中心となり、豊かで夢のある未来にむけて、人々が安心して利用できる路面電車やバスなどの公共交通(ホジロバ:歩行者・自転車・路面電車・バス)を活かしたまちづくりを目指し、活動を行っています。

この数年、福井市のサブターミナルである田原町駅広場等で、カーフリーデーが開催しています。田原町駅は、福鉄・えち鉄電車駅、バス停留所があり、公共交通を間近で見ながら公共交通の大切さをPRするには、格好の場所となっています。

当日は、「クルマをおいてホジロバ交通(歩行者、自転車、路面電車、バス)でまちに出よう!」をテーマに、例年実施の「ちょい旅(バス・電車のフリーキップを渡しまち歩きをしてもらうイベント)」、バスの乗り方教室、モビリティウィークセンター(バス・電車なんでも相談・案内所)、カーフリーデー・ステージ、そして、「あおぞらえほんとしょかんinカーフリーデー」等、盛り沢山のイベント・企画が行われました。さらに、福井市の図書館改修に伴い、会場に出前図書館が出店しました。また、前日講演会&中部地区路面電車サミットを開催した関係上、サミット参加者のエクスカーションとCFDのちょい旅を合同実施。感染対策を講じながら、約500人の来場者、たくさんの親子連れに、公共交通優先のまちづくりについて楽しく考えるきっかけを提供できました。

また、近年同様、9/16~22を「モビリティウィークふくい」として県庁ホールにてEMWをはじめ各種パネル展示を、また8/30~9/30には「モビリティマンスふくい」として市立図書館での「公共交通図書 特集コーナー」が設置され、1か月にわたって、長期的な啓発活動が行われました。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容
9/12-22 モビリティウィークパネル掲示(県庁、市役所ホール)
8/31-9/28 モビリティマンスふくい「公共交通図書特集コーナー」開催
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9/18 カーフリーデー(交通止め無)
写真提供:カーフリーデーふくい実行委員会

豊橋市

主催:豊橋市・豊橋市地域公共交通活性化推進協議会(行政)

参加回数:10回


豊橋市では、公共交通を普段から利用することの社会的意義を多方面から確認することを目的とし、豊橋市と豊橋市地域公共交通活性化推進協議会が、共催で実施しています。

今年は、近年開催されていた駅前広場ではなく、まちなか広場・水上ビル北側市道を会場として開催されました。当日は、台風の影響等も心配されましたが、無事開催できました。

カーフリーデー当日(9/17土)は、市の交通施策などのパネル展示、自転車交通安全教室、バスの乗り方教室、現役運転士によるお仕事紹介などを実施。便利な公共交通のスマホアプリの紹介やスタンプラリー、また、健康エコのコーナーや、商店街とのコラボイベントなどもあって、たくさんの親子連れが参加しました。

モビリティウィークでは、東三河地域内の路線バスやコミュニティバスに乗り、整理券や乗車証明書を集めるバス整理券ラリーや謎が示す場所をバスで目指す歴史謎解きゲームや、一昨年作成した市電、バスの利用促進を啓発するCMを庁舎等で放映して、公共交通の利用啓発を実施。また、図書館では、公共交通特設コーナーを設け、読み聞かせ会を行ったり、こども未来館では、市交通施策・カーフリーデーなどのパネル展示を行いました。さらに、例年通り、市職員や県境企業にむけて、エコ通勤の実施の呼びかけを行いました。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容
9/9-21 公共交通図書館フェア
9/16-22 こども未来館にて本市交通施策などのパネル展示
9/16、20-22 市職員、県境企業に対し、エコ通勤の積極的な実施の呼びかけ
9/16-22 公共交通利用促進動画の放映
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9/17(交通止め有)
写真提供:豊橋市

日野町(滋賀県)初!

主催:わたむき自動車プロジェクト推進協議会(滋賀県日野町)(行政 / 事務局:滋賀県日野町)

参加回数:初回

わたむき自動車プロジェクト推進協議会は、町内の工業団地等における通勤渋滞の発生や、マイカー通勤による CO2 の排出量増加という社会課題に対し、マイカー通勤から公共交通機関等の通勤へのシフトを試みようと、地域公共交通活性化「わたむき自動車プロジェクト」を実施しています。その一環として、昨年、はじめてカーフリーデーにも取り組みました。

カーフリーデー当日(9/22)は、台風が近づき、曇天(時々小雨)ではありましたが、無事開催されました。無料の通勤用シャトルバスを6ルート運行し、工業団地の通勤だけではなく、地元のこどもたちの通学にも、活用されました。

夕方には、カーフリーデーイベントとして、市庁舎隣の松尾公園で「カーフリーデーフェスタ」が開催。日野駅でのライトアップコンサートも同時開催とし、会場間を無料シャトルバスが運行しました。たくさんの親子連れが参加し、会場間シャトルバスは、約270人が利用しました。

また、当日は、役場で、町内外の関係者を集めた意見交換会も開催し、日野町の移動の課題を共有し、今後のまちや交通のありかたについて考える機会となりました。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容--
9/22(交通止め無)
日野町 バスの通学利用

大阪市

主催:自転車文化タウンづくりの会(市民団体)

参加回数:11回

自転車文化タウンづくりの会は、“歩行者も自転車も安心して通行できる環境づくり”を求め、団体の趣旨に賛同するたくさんの方々を集めて、自転車で走行アピールを行っています。

今年のカーフリーデー(大阪サイクルピクニック)は、台風の影響で、残念ながら、中止となりました。

例年、300人近い参加者で自転車アピール走行が行われるなど、精力的に活動していて、昨年は、従来の「御堂筋サイクルピクニック」から、「大阪サイクルピクニック」へと規模を拡大してのはじめての年であったので、来年(2023年)のモビリティウィークが期待されます。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容--
9/19 中止(交通止め無)
写真提供:自転車文化タウンづくりの会 ※台風接近のため中止となりました

福山市

主催:ふくやまサイクルシティ・プロジェクト(市民団体)

参加回数:4回


ふくやまサイクルシティ・プロジェクトは、自転車レンタル事業者や自転車の愛好家などで構成され、環境配慮・健康増進に加えて、より快適に安全に自転車で走行できる環境をめざす組織です。

このプロジェクトでは、各家庭に、自転車を利用することで、楽しく、家族が健康になり、家計や環境に優しいことをアピールし、多くの市民に活動へ参加してもらうこと、また、企業や行政へ、自転車による通勤通学が、快適で安全に継続できる環境を提言し、全体の健康増進、交通渋滞緩和、CO2排出削減を目指します。

今年も、新型コロナの配慮とコースの難易度から、スタッフのみのサイクリングとし、当日の様子を、団体HPやSNSで発信してPR・啓発しました。

1週間の取組み 恒常的施策の展開 カーフリーデーの実施 
実施内容
9/16-22 パネル掲示
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9/17(交通止め無)