日野町カーフリーデー2022 終了!
毎年、9/16から9/22の1週間、世界約3000都市が参加するモビリティウィーク。今年は、「つなげよう、つながろう!(”Better Connections” )」をテーマに、日本国内では7都市が参加しました。
先日、わたむき自動車プロジェクト推進協議会(滋賀県日野町)より、報告がありました。
日野町は、今年初参加です!
カーフリーデーの詳細はこちらをご覧ください
”現在、日野町では、町内の工業団地等における通勤渋滞の発生や、マイカー通勤による CO2 の排出量増加という社会課題に対し、マイカー通勤から公共交通機関等の通勤へのシフトを試みようと、地域公共交通活性化「わたむき自動車プロジェクト」を実施しています。今回、カーフリーデーは、その一環として取り組みました。
カーフリーデー当日(9/22)は、台風が近づき、曇天(時々小雨)ではありましたが、無料の通勤用シャトルバスを6ルート運行し、通勤利用だけでなく、こどもたちの通学利用も、無事、実施できました。
夕方には、カーフリーデーイベントとして、市庁舎隣の松尾公園で「カーフリーデーフェスタ」を開催。日野駅でのライトアップコンサートも同時開催とし、会場間を無料シャトルバスを運行しました。
通勤バスの利用者は一部未集計ですが、イベントでは、多くの親子連れが参加し、会場間シャトルバスは、約270人が利用しました。
また、当日は、役場で、町内外の関係者を集めた意見交換会も開催し、日野町の移動の課題を共有し、今後の公共交通のありかたについて示唆に富んだ意見も得ました。
これを機会として、だれもが利用しやすい公共交通をみんなが利用しているまちを目指して、更に取り組みを進めていきます。”
「わたむき自動車プロジェクト」推進協議会(日野町)より
当日は、カーフリーデージャパンも視察としてお邪魔しました。
日野町の移動の問題は、他地域にも共通すると思いますが、交通手段がもっぱら自動車の地域では、公共交通へのモーダルシフトは、条件・環境的にも、心理的にも、なかなか難しいものです。
ですが、今回、カーフリーデーのイベントでは、若い親子連れがたくさん見られ、多くの方が、会場間をバスで移動し、「バスっていいね、楽しいね」という声を多くききました。
こうした、市民のみなさんの行動変容の機会を提供する取組みは、継続が大切で、そのことが、地域の公共交通を支えていく礎となっていくと考えています。
日野町では、今後も通勤バス実証実験(「わたむき自動車プロジェクト」)が継続されます。地域の移動がより便利で安全になっていくことを期待しています。
中段 写真提供 /日野町
上下段 写真撮影 / カーフリーデージャパン